環境調査会社に就職・転職するための
対策&研究マニュアル
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環境調査会社への就職・転職のコツを教えます~
[最終更新日:平成28年12月21日]
室内分析
有害物質の分析など白衣が似合う職場。女性が多く活躍中!!
この分野は、サンプリングした試料を分析し、化学物質や有害物質の濃度、含有量等を測定する分野です。基本的には建設環境調査とセットで一つの仕事になりますが、会社規模が大きくなるほど、現場にでる建設環境分野と室内で分析する室内分析分野に別れる傾向にあります。
室内で分析を行うことや、細かい作業が求められるため他分野に比べ女性の就職者が多い特徴があります。
主な業務内容
業務は各種分析となります。
・水質分析、土壌分析、大気分析、アスベスト分析、シックハウス分析等
具体的な業務例
【土壌分析】
工事現場などから発生した土壌を分析し、各種基準を満足しているか確認します。
また工事現場だけでなく、農地における野菜を育てても良いかの基準や植生に適しているかの
基準など様々です。
【水質分析】
工事現場などから排水されるものが、基準を満たしているかの確認から、井戸水が飲料水として使用して良いかの基準、ダム湖などにおける定期的な水質検査など様々です。
【シックハウス分析】
近年は耳にする機会も多くなってきましたが、建物を作る際の建材には各種化学物質が含有しております。この化学物質が多量に含まれていたり、暴露されている時間が長期に渡るなどの結果シックハウス症候群を発症してしまいます。現在では基本的に公共の建物(学校、図書館等)や一部ハウスメーカーなどでは、竣工時にシックハウス調査を義務付けています。
【アスベスト分析】
こちらも近年耳にする機会が増えましたが、阪神大震災や東日本大震災などで世間に注目されました。昔の建物ではアスベストを含有した建材や吹付け材を各所に使用していましたが、このアスベストの有害性が確認され、大量に吸うと健康被害が発生することが判明しました。
工事現場などで、建物を解体する際に無造作に解体を行うと、このアスベストを周囲に飛散させてしまうため、事前に各種建材のアスベスト含有量を測り、適切に処理するための分析です。